車の維持費はどのくらいかかる?金額相場や維持費の抑え方まで紹介!
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車の購入を考えている方にとって、本体価格とともに気になるのが車の維持費ではないでしょうか。
車は購入時の初期費用だけ払えばよいのではなく、日々車に乗ったり、車を維持したりするための費用が継続的にかかります。
今回はそんな維持費について、どのような費用がどのくらいかかるのか、また維持費を抑える方法まで詳しくご紹介していきます。
車にかかる維持費とは?
冒頭でもご説明したように、車には本体価格だけではなく様々な維持費がかかります。
車を購入する際には、無理なく車を維持できるようにどんな維持費がどの程度かかるのかを把握しておくことが重要です。
まず、維持費にはどのような費用がかかるのか、その内容を見ていきましょう。
税金
車には、
- 自動車税
- 自動車重量税
の2種類の税金がかかります。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
■自動車税
自動車税は年度ごとに支払う必要があるもので、車の総排気量によって税額が決められます。
軽自動車の場合は区分が別となり、自家用車で年間一律10,800円と定められていますね。
乗用車の排気量ごとの税額は、次のように設定されています。
排気量 | 標準税額/年 |
---|---|
1リットル以下 | 25,000円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 30,500円 |
1.5リットル超~2リットル以下 | 36,000円 |
2リットル超~2.5リットル以下 | 43,500円 |
2.5リットル超~3リットル以下 | 50,000円 |
3リットル超~3.5リットル以下 | 57,000円 |
3.5リットル超~4リットル以下 | 65,500円 |
4リットル超~4.5リットル以下 | 75,500円 |
4.5リットル超~6リットル以下 | 87,000円 |
6リットル超 | 110,000円 |
参考リンク:東京都主税局|自動車税種別割
■自動車重量税
車の重量によって税額が決められ、購入時とその後の車検のタイミング(初回は購入時から3年、以後2年ごと)でまとめて支払うのが自動車重量税です。
こちらも、軽自動車に関しては基本的に一律で初回(3年分)が9,900円、次回以降が2年ごと6,600円となっています。
乗用車の重量ごとの基本の税額は、以下のように定められています。
重量 | 税額(初回3年) | 税額(以後2年) |
---|---|---|
0.5トン以下 | 12,300円 | 8,200円 |
~1トン | 24,600円 | 16,400円 |
~1.5トン | 36,900円 | 24,600円 |
~2トン | 49,200円 | 32,800円 |
~2.5トン | 61,500円 | 41,000円 |
~3トン | 73,800円 | 49,200円 |
参考リンク:国土交通省|自動車重量税額について
また、自動車重量税は、新規登録から13年・18年経過のタイミングで税額が上がります。
上の表は購入から12年までの税額となりますので注意しましょう。
保険料
車を購入する際には、保険への加入も必要です。
自動車保険には
- 自賠責保険
- 任意保険
の2種類があります。
自賠責保険は、法律によって加入が義務づけられています。
こちらは事故の相手に対する治療費などの損害賠償を補償するものであり、自身の怪我や車両に対する補償はありません。
そのため、それらのカバーのために同時に任意保険に加入することが多くなっています。
任意保険に関しては加入する保険や補償の内容によっても金額が異なりますが、自賠責保険の保険料は軽自動車・乗用車の区分で以下のように定められています。
37か月 | 36ヶ月 | 24か月 | |
---|---|---|---|
軽自動車 | 24,010円 | 23,520円 | 17,540円 |
乗用車 | 24,190円 | 23,690円 | 17,650円 |
参考リンク:国土交通省|自動車損害賠償責任保険基準料率
自賠責保険料は、自動車重量税と同様に初回購入時と以後の車検時に期間分をまとめて支払います。
そのため、購入時には3年後の車検までの37ヶ月・もしくは36ヶ月分を支払うことになりますね。
ガソリン代
各自の走行距離などによっても大きく異なりますが、当然車を走行させるにはガソリン代が必要です。
総務省が発表している「家計調査」では、2023年のガソリン代の年間平均支出は56,101円(※)だとされています。
近距離の通勤や買い物など日常的な走行のみである場合のガソリン代は、この平均値を目安としておくと良いでしょう。
参考リンク:総務省|2023年度家計調査結果
車検・メンテナンス費用
2年ごとの車検代や、その都度発生するメンテナンス費用も欠かせない維持費のひとつです。
車検時には基本の点検費用と手続きの代行費用、必要な部分の修繕費用などが掛かります。ご紹介したように自動車重量税・自賠責保険料もまとめて支払うことになりますので、大きな額となるでしょう。
メンテナンス費用には、日常の洗車代やオイル・バッテリーといった消耗品の交換代、また故障時の修理や部品交換などが含まれます。
駐車場代
車を駐車しておくための駐車場代も必須となります。
駐車場代は地方では1台5,000円〜程度で借りられるところから、東京都内では2万〜5万円ほどのエリアもあるなど、地域によっても大きく差があります。
特に都心に住む方にとっては、大きな負担となる場合もあるでしょう。
維持費は車種によって異なる
自動車税・自動車重量税の料金がそれぞれ排気量・重量によって異なることや、メンテナンスの際の部品の価格が車によって異なることがあるため、維持費がどれくらいかかるかは車種によっても違いがあります。
例えば、軽自動車は税金の額が普通車と比較して安いため、かかる維持費も安くなりやすいと言えます。
実際に総額でどの程度の維持費がかかるのか、次章で詳しく見ていきましょう。
維持費の月間・年間相場とその内訳
維持費は大体どのくらいかかるのか、軽自動車、小型車(ここでは排気量1~1.5リットル以下・重量1~1.5トン以下を想定)、普通車(ここでは排気量1.5~2リットル以下・重量1.5~2トン以下を想定)の3つの車種それぞれの相場と内訳をご紹介します。
まずは、ざっくりと年間でかかる費用を見ていきましょう。
なお、重量税など支払いのタイミングが異なる項目に関しては、年で平均して分割する形で金額を算出しています。
軽自動車 | 小型車 | 普通車 | |
---|---|---|---|
自動車税 | 10,800円 | 30,500円 | 36,000円 |
自動車重量税 | 3,300円 | 18,450円 | 16,400円 |
自賠責保険料 | 17,540円 | 17,650円 | 17,650円 |
任意保険料 ※1 | 49,511円 | 54,805円 | 72,331円 |
メンテナンス代 ※2 | 42,698円 | 42,698円 | 42,698円 |
駐車場代 ※3 | 123,816円(月10,318円) | 123,816円 | 123,816円 |
年間合計 | 303,766円 | 344,020円 | 364,996円 |
※1. 損害保険料算出機構「自動車保険の概況2023年度」の契約台数と総保険料から概算
※2. 総務省による2023年度家計調査結果を参考。
自動車等部品と自動車整備費を合算したものです。
※3. 総務省による2023年度小売物価統計調査から、県庁所在市及び人口15万以上の市の、月極駐車料金(税込)(屋根なし駐車場・アスファルト舗装・小型自動車)の平均額から算出
目安となる年間の平均額は、このようになっています。
単純に割ればひと月の維持費は軽自動車で約25,313円、小型車で約28,668円、普通車で約30,416円となりますが、前述したように実際の支払いのタイミングはそれぞれ異なります。年によってはまとまった金額が必要となることもありますので注意しておきましょう。
維持費を抑える方法
相場を見ると、維持費には年間でも大きな額がかかっていることが分かります。
では、維持費を少しでも抑えるためには、どのような方法があるのでしょうか。
エコカーなど減税対象の車を選ぶ
車の税金は車の重さや排気量によって異なるため、維持費の削減を重視する場合は税金の安い軽自動車などを選ぶというのもひとつの方法です。
自動車重量税には、「エコカー減税」と呼ばれる排出ガスや燃費の基準を満たしている車への減税措置が存在します。
燃費基準の80%以上の達成で25%の税率軽減、基準を100%以上満たしているエコカーでは免税となりますので、節税としてエコカーを選ぶのも良いでしょう。
燃費のいい車を選ぶ
減税の対象にもなるエコカーなど、燃費のいい車を選ぶことでガソリン代の節約にもつながります。
例えば、1リットルで約10km走行できる車と約15km走行できる車では、300km走行するのに必要なガソリンの量には10リットルも差が出ます。
頻繁に車を使う方や長距離の走行になる方にとっては、大きな違いとなるでしょう。
保険を慎重に選ぶ・加入済みの保険の見直しをする
任意保険の金額は、特約やプランの内容によって増減します。
自賠責保険でカバーできない部分を補償するためにも任意保険は加入をおすすめしますが、無駄がないよう加入の際はしっかりと自分に合ったプランを契約しましょう。
加入後も、定期的にプランの見直しを行うことで無駄な費用を削減することができます。
維持費をしっかり管理したい方はカーリースもおすすめ!
車の維持には様々な費用がかかります。
費用をできる限り抑えるには前章でご紹介したような方法もありますが、維持費の各項目はそれぞれ支払いのタイミングにも違いがあるため毎月決まった額を用意すればよいわけではなく、管理がしにくいでしょう。
できるだけ支出を一定にして管理しておきたい、車検時などまとまった額を用意するのが不安だという方には、カーリースがおすすめです。
カーリースは、メンテナンスありのプランを選ぶことで車検時に必要な点検費用や自動車重量税などを月額料金に含むことも可能なため、自分で管理する必要なく基本は月額の支払いで車を維持することができます。
ピタクルのカーリースでは、オイルなどの消耗品費が含まれる安心のメンテナンスプランもございます。
管理に不安がある方はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は車の維持費について、その内訳や維持費を抑える方法までご紹介しました。
維持費を簡単に管理したいという方にはカーリースの利用もおすすめです。
車を初めて持つなどメンテナンスに不慣れな方、また維持費に不安のある方は、メンテナンス付きプランも豊富なピタクルにお任せください。
まずはピタクルまで、お気軽にお問い合わせください。
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