カーリースとメンテナンス

カーリースとメンテナンス

公開日:2022.03.16

車に乗り続けるためにはメンテナンスが必要です。しかし、どんなメンテナンスが必要かについては、曖昧な方が多いのではないでしょうか?

今回は車とメンテナンスについて、マイカーリースのサービス内容も踏まえて解説します。車に乗り続けるために実施するメンテナンスの項目と、メンテナンスの必要性についても解説しています。ぜひご覧ください。

メンテナンスはなぜ必要?

メンテナンスは、次のような理由で必要です。

公道を走るため

車に関する法律に「道路運送車両法」があります。道路運送車両法では、車に乗る人には点検を受ける義務が生じると定められています。決められた点検を受けていない場合、運転手や同乗者、周囲の安全性が疑われるとして、公道を走ることができません。

公道を走るためには、一般的に「車検」と呼ばれている検査を受ける、日常点検を徹底することが必要です。

安全に走るため

走行中、急な故障や事故の発生のようなトラブルを防ぐために、「法定点検」を受けます。法定点検では、劣化した箇所や不具合が起こる恐れがある箇所を調べます。法定点検を受けることで、車に問題が生じる危険性がないかをチェックできます。

法定点検も、道路運送車両法によって受けることが義務付けられています。

故障のリスクを下げるため

車を走らせると、エンジンオイル等の油脂類が劣化したり、タイヤ・ブレーキ等の消耗品を消費したりします。油脂類が汚れた状態や消耗品が減った状態のまま放置することで、走行に支障が出る、安全性が損なわれる等、トラブルの原因になります。最悪の場合、車の故障に繋がることもあります。

問題なく車を走らせたり、車が故障するリスクを下げたりするためには、自動車メーカーが定めた定期交換部品等の定期交換と、走行頻度や状況によって消耗状態が変わる消耗品等の交換が必要です。

定期交換部品の例:エンジンオイル・ブレーキオイル・冷却水 消耗品の例:タイヤ・バッテリー・ブレーキパッド・ワイパーゴム

これらの部品を適切な時期に交換するためにも、国の認証を受けた整備工場で車検や法定点検を実施することが必要となります。

快適に乗るため

車のメンテナンスは、快適に車に乗るためにも重要です。例えば、乗り続けることで車のボディは徐々に汚れていきます。ボディが汚れると見映えが悪くなり、車が好きな方ほどストレスを感じるでしょう。また、ボディの汚れは車の劣化にも繋がります。

他には、タイヤの空気圧は乗り心地や安全性にも関係しています。空気圧が低いタイヤは乗り心地が悪くなるばかりか、異常摩耗やバースト(破裂)を起こす原因にもなり、定期的なチェックが必要になります。

車で安全に、快適に走るためには、「洗車」や「タイヤの空気圧チェックと摩耗や劣化状況に応じた交換」が必要になります。

以上で解説したように、メンテナンスは車に乗る人のためにも、周りの人のためにも大切です。

マイカーリースの場合、車は借り物なので、契約満了時の状態次第では追加の費用が発生する恐れがあります。普通に乗っている分には心配ありませんが、メンテナンスを怠ってしまうと、車の状態が悪くなってしまいます。不要な費用が発生する可能性が生じるので、しっかりとメンテナンスをしましょう。

車に乗り続けるために必要なメンテナンス項目

車に乗り続けるために必要なメンテナンスは、「点検」と「消耗品等の交換」の大きく2つに分けられます。

点検

車に問題がないか、メンテナンスするべき箇所がないかをチェックします。

車検

厳密には点検ではありませんが、車検はもっとも大事なメンテナンスの1つです。車検では、安全面において、車が一定の基準を満たしているかを検査します。

自家用自動車・軽自動車の場合、車検は新車登録の3年後、それ以降は2年ごとに必要です。

車検の検査項目は次の通りです。

【同一性の確認】

車検証と持ち込まれた車が一致しているかを照合します。同時に、エンジンが不正に改造されていないかをチェックします。

【外回り検査】

灯火類やワイパー、クラクションの動作状況や、ホイールナットの緩み具合をチェックします。

【サイドスリップ検査】

前輪左右の横滑り量(トー角)にずれがないかを検査します。

【ブレーキ検査】

前輪、後輪ブレーキとサイドブレーキの効き具合をチェックします。

【スピードメーター検査】

実際の速度とスピードメーターが示す速度の誤差をチェックします。

【ヘッドライト検査】

ヘッドライトの光量や光の向きをチェックします。

【排出ガス検査】

排ガスに含まれる一酸化炭素と炭化水素の濃度をチェックします。

【下回り検査】

オイル漏れやボルトの緩み等をチェックします。

【タイヤの検査】

摩耗状態や亀裂等の劣化状態をチェックします。

【ガラスの状態】

ひび割れ等がなく安全に走行できること、フロントとサイドガラスの可視光線の透過率(光を通す量)が70%以上であるかをチェックします。

【メーターパネルの状態】

警告ランプの点灯状態を確認し、異常がある場合はその部位をチェックします。

【内装の危険性の確認】

シートベルトの破損状態や前席ヘッドレストの状態をチェックします。

【内装の危険性の確認】

シートベルトの破損状態や前席ヘッドレストの状態をチェックします。

【ウィンドウォッシャーの状態】

車はフロントガラスやリアガラスを洗浄するウィンドウォッシャー機能を搭載しており、正常に動作しないと視界を確保できず危険です。車検では実際にウィンドウォッシャーを操作して、正常に動作するかを検査します。

【マフラーの状態】

マフラーは音や位置、触媒に関する基準が存在します。マフラーが劣化すると音量が大きくなり、一定の基準を超えると車検に通りません。また、排気ガスを浄化するための触媒が存在しない場合も不合格になります。

【クラクションの状態】

クラクションが正常に動作しないと車検に通りません。保安基準には音量に関する基準(前方7mの位置で87dB~112dB)があるため、音量が小さかったり鳴らなかったりする時は速やかに修理しなければなりません。

法定点検

もっとも大事なメンテナンスの1つであり、公道を走るために必要な点検です。車検は最低限の安全性が確保されているかをチェックするために実施されます。法定点検は、故障等のトラブルが発生しないよう車を整備・維持するために実施されます。

自家用自動車、軽自動車の場合、法定点検には1年ごとに受ける「12ヶ月点検」があります。12ヶ月点検でチェックする項目は次の通りです。

【12ヶ月点検】

車種によって点検項目が変わり、軽自動車を含む自家用車は26項目の点検をします。点検する箇所は、大きく6ヵ所に分かれます。

①ホイール等の「走行装置」
②パワーステアリング装置等の「かじ取り装置」
③ブレーキペダル等の「制動装置」
④クラッチ等の「動力伝達装置」
⑤バッテリー等の「電気装置」
⑥冷却装置等の「原動機」

日常点検

運転手が実施する日常的な点検です。車検や法定点検と同様、法律で実施が義務付けられています。毎日、最初に車に乗る前に行います。

日常点検でのチェックが推奨される項目は、国土交通省より提示されています。

【エンジンルームの点検 5項目】

①ブレーキ液の量
ブレーキ液が、上限ラインと下限ラインの間にあるかをチェックします。

②冷却水の量
冷却水が、上限ラインと下限ラインの間にあるかをチェックします。

③エンジンオイルの量
エンジンオイルの量が、オイル・レベルゲージが示す範囲内にあるかをチェックします。オイル・レベルゲージとは、エンジンについているスティック状の道具です。いったんオイル・レベルゲージを抜き取り、付着しているオイルを拭いてから、再度ゲージを差し込んでオイル量を調べてください。

④バッテリー液の量
バッテリー液が、上限ラインと下限ラインの間にあるかをチェックします。

⑤ウィンドウォッシャー液の量
ウィンドウォッシャー液が、十分に残っているかをチェックします。

【車周りの点検 4項目】

①ランプ類の点灯・点滅
ランプ類がきちんと点灯・点滅するか、レンズ等に汚れや損傷がないかをチェックします。

②タイヤの亀裂や損傷の有無
タイヤに亀裂や損傷がないか、異物が付着していないかをチェックします。

③タイヤの空気圧
タイヤの空気圧が規定範囲内かをチェックします。チェックする時は、タイヤの接地部を見て、たわみ具合を確認します。

④タイヤの溝の深さ
タイヤの溝の深さが十分かをチェックします。チェックする時は、タイヤの接地面にあるスリップ・サインを目印にします。スリップ・サインが表れていたら交換します。

【運転席の点検 6項目】

①エンジンのかかり具合・異音
エンジンがスムーズに始動・回転するか、始動時やアイドリング状態で異音がないかをチェックします。

②ウィンドウォッシャー液の噴射状態
ウィンドウォッシャー液が、ワイパーの作動範囲内に噴射されるかをチェックします。

③ワイパーの拭き取り状態
ワイパーが正常に作動するか、ウィンドウォッシャー液をキレイに拭き取れるかをチェックします。

④ブレーキの踏み残りしろと効き具合
ブレーキペダルを踏み込んだ時、床板とのすき間や踏み応えが適当かをチェックします。ブレーキペダルは、エンジン始動時やアイドリング状態で異音がないことを確認したうえで踏み込みます。

⑤駐車ブレーキの引きしろ
駐車ブレーキを引いた時、引きしろが適切かをチェックします。

⑥エンジンの低速・加速の状態
アイドリング時、エンジンの回転がスムーズに続くかをチェックします。アイドリング時の点検は、エンジンを暖機させた状態で行います。また、エンジンを少しずつ加速した時、アクセルペダルに引っ掛かりがないか、スムーズにエンジンが回転するかもチェックします。

消耗品等の交換

必要に応じて消耗品等を交換することもメンテナンスの一環です。交換が必要な消耗品と、目安の交換時期は次の通りです。

エンジンオイル

半年に1回を目安に交換 ※車種メーカーにより基準は異なりますので、メーカー指定基準を確認ください

エンジンオイルフィルター

2年に1回を目安に交換 ※車種メーカーにより基準は異なりますので、メーカー指定基準を確認ください

ブレーキパッド

普通車は30,000~40,000km、軽自動車は40,000~50,000kmの走行を目安に交換 ※使用環境により摩耗状態は変わるので、車検、定期点検時に摩耗状態を確認して交換してください

ラジエーター液

2年に1回を目安に交換 ※車種メーカーにより基準は異なりますので、メーカー指定基準を確認ください

スパークプラグ

20,000~30,000kmの走行を目安に交換 ※車種メーカーにより基準は異なりますので、メーカー指定基準を確認ください

ワイパーブレードゴム

1年に1回を目安に交換

バッテリー

2~3年に1回を目安に交換

エアクリーナー

1年に1回を目安に交換 ※使用環境により汚れ具合は変わるので、車検、定期点検時に状態を確認して交換してください

エアクリーナー

摩耗状態や亀裂損傷を確認し、必要に応じて交換

ブレーキオイルやラジエーター液等、2年に1回を目安に交換する消耗品は、車検のタイミングで交換するのが一般的です。

自分でできるメンテナンスは?

車に乗り続けるためには、様々なメンテナンスが必要ということが分かりました。こうしたメンテナンスの中には、特別なスキルを必要としない簡単な項目があります。簡単なメンテナンスを自分自身で行うことで、車検や法定点検の時期まで安全に、快適に車に乗り続けることができます。

自分でできるメンテナンス①日常点検

自分自身で実施できるメンテナンスは日常点検です。いずれも修理や交換、整備は必要なく、目視でのチェックのみになります。毎日1回、車に乗る前に実施してください。すべてのチェックが難しい場合は、最低限タイヤの空気圧の点検、溝の深さの点検、ランプ類の点灯・点滅の点検は行いましょう。

目視で見た時に問題が発覚したら、早めに修理や交換、整備をします。自分ではできない、技術が必要なメンテナンスは工場に持ち込み、プロに任せましょう。

自分でできるメンテナンス②洗車

「メンテナンスの必要性」で解説したように、車に汚れが付着した状態では、気持ちよく走ることができません。それだけではなく、汚れが原因で塗装が劣化し、車の寿命を縮めることにもなります。1ヶ月に1回等、頻度を決めて車をキレイにしましょう。定期的な洗車の他、雨や雪が降ったら、その都度洗車をするのがおすすめです。

マイカーリースなら面倒なメンテナンスを任せられる

月々定額でマイカーに乗ることができるマイカーリースにはたくさんの魅力があります。その1つが、面倒なメンテナンスをカーリース会社に任せられることです。

カーリース会社によっては、マイカーリースのプランとして、「メンテナンスありのプラン」を用意している場合があります。メンテナンスありのプランとは、車検や法定点検のような点検、消耗品の交換等にかかる費用が、月額料金に含まれるプランです。それだけではなく、カーリース会社がメンテナンス工場を指定してくれるので、自身でメンテナンス工場を探す手間がありません。手続きのサポートもしてもらえます。

「どのメンテナンス工場を利用すればいいか分からない」
「メンテナンスを受けるための手続きを負担に感じる」

そんな方には、マイカーリースのメンテナンスありプランがおすすめです。メンテナンス費用が月額料金に含まれるので、毎月の支払が安定するのも大きなメリットです。

一方で、中にはご自身でメンテナンスができる方や、長く利用しているメンテナンス工場がある方もいます。

「自分でメンテナンスをしたい」
「利用したいメンテナンス工場がある」

そんな方のために、メンテナンスなしのプランも用意されています。メンテナンスの内容やメンテナンスを受ける工場を、ご自身で決めていただくことが可能です。

ピタクルでは、ベテランのコンシェルジュがお客様に合ったプランをご提案します。どちらのプランを選ぶべきか、お悩みの場合はコンシェルジュまでご相談ください。あなたが安心してカーライフを送るためのサポートをいたします。

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