軽自動車は維持費も安いって本当?内訳や抑える方法も

軽自動車は維持費も安いって本当?内訳や抑える方法も

公開日:2024.12.23

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車の購入やカーリースを検討する上で、気になるのがお金の問題。

本体価格はもちろんですが、合わせて考慮しなければならないのが、月ごとや年ごとにかかる様々な維持費です。

購入時には多くの車種の中から車を選ぶことになりますが、その中で「軽自動車は維持費も安い」という話を耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は軽自動車の維持費が安いというのは本当なのか、普通車と比較した維持費相場や維持費を抑える方法も合わせてご紹介します。

軽自動車は維持費も安いって本当?

走行のためのガソリン代など、車を所有していると様々な維持費がかかります。

かかる維持費の内容には普通車・軽自動車で基本的に違いはありませんが、一般的には軽自動車の維持費は普通車と比べて安くなる場合が多いです。

軽自動車は本体価格が安い傾向にあるため月々のローンやリース代の支払いが安くなりやすいことはもちろんですが、普通車よりも維持費が安い理由として、排気量や重量の違いがあります。

自動車には自動車税や自動車重量税といった税金がかかりますが、これらの税額はその自動車の排気量や重量によって区分されています。

排気量が小さく重量の軽い軽自動車はどちらの税額も「軽自動車」として個別に区分されており、普通車と比べて安くなるのです。

また整備の際に交換する部品や任意保険料に関しても、コンパクトな軽自動車は普通車と比較して安くなる傾向があるでしょう。

車の維持にかかる費用一覧

そもそも車を維持するためには、どのような費用がかかるのでしょうか。

軽自動車・普通車問わず、車には次のような維持費がかかります。

  • 自動車税・自動車重量税
  • 各種保険料
  • 車検代
  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • メンテナンス代

月ごとや年ごと、数年に一回などかかるタイミングはそれぞれ異なりますが、車を所有しているとこのような費用が必ずかかることになります。

マイカーローンを利用されていると、これらの維持費に加え、月々の本体価格の支払もありますので、少しでも維持費を抑えたいと考えるのは当然ですよね。

普通車と軽自動車の維持費相場比較

冒頭でもご説明したように、車両の区分の違いから軽自動車の維持費は普通車よりも安くなりやすいとされています。

果たしてどのくらい安いのか比較しながら、維持費の内容ごとの相場を見ていきましょう。

自動車税・自動車重量税

まずは車にかかる税金、自動車税と自動車重量税です。

■自動車税

年度ごとに支払う必要がある自動車税は車の排気量に比例して税額が区分されていますが、軽自動車の場合は普通車とは異なる「軽自動車税」を納付することになります。

この軽自動車税は、現在自家用車で一律10,800円とされています。

普通車では一番排気量の少ない1リットル以下でも25,000円の自動車税がかかるため、最低でも15,000円近く軽自動車の方が安いことになりますね。

参考リンク:総務省|地方税制度

参考リンク:東京都主税局|自動車税種別割

■自動車重量税

自動車重量税は、新車購入時の支払いから3年後、以降は2年ごとに、車検時にまとめて支払う税金です。

その車の重量によって税額が決められる重量税ですが、軽自動車は一律で税額が定められており、エコカーなどの条件に当てはまらない自家用の軽自動車では初回の3年で9,900円、次回2年で6,600円となっています。

普通車ではコンパクトカーに多い1〜1.5トンの重量税が初回3年で36,900円・次回2年で24,600円、また1.5〜2トンでは初回3年が49,200円・次回2年が32,800円と、こちらも軽自動車の方が税額が低いことが分かります。

参考リンク:軽自動車の手続き案内センター|軽自動車の重量税

参考リンク:国土交通省|新車新規登録等時における自動車重量税の税額

参考リンク:国土交通省|継続検査等時における自動車重量税の税額

保険料(自賠責保険・任意保険)

車の保険には、法律で加入しなければならない自賠責保険と任意保険の2種類があります。

■自賠責保険

自賠責保険は、自動車損害賠償保障法という法律に基づいて加入が義務付けられている保険です。

こちらは事故の際に相手への人身的な損害賠償のみを補償するもので、自身の怪我や車両に対して保証されるものではありません。

一般に、車両購入時(加入時)と次回以降の車検時に車検証の期間分を支払うことになっています。

以下が、軽自動車と普通車の自賠責保険料の基準額となります。

36か月 24か月 12か月
軽自動車 23,520円 17,540円 11,440円
自家用乗用車 23,690円 17,650円 11,500円

参考リンク:国土交通省|自動車損害賠償責任保険基準料率

自賠責保険料に関しては、大きな金額の差はありませんね。

■任意保険

自賠責保険では補償されない車両などの補償を補うために、自ら加入するのが任意保険です。

任意保険の保険料は加入する保険や加入者の年齢、車種など様々な要因によって決められるため、一概にいくらくらい、といったことは言えませんが、損害保険料率算出機構による「自動車保険の概況2022年度」(※1)の契約台数と総保険料から概算すると、軽自動車の保険料平均が約50,000円、普通車の保険料平均が約70,000円となります。

(※1)参考リンク:自動車保険の概況2022年度

あくまでおおよその計算ではありますが、任意保険に関しては軽自動車の方が保険料が安い傾向にあることが分かります。

車検代

新車の購入から3年、以降2年ごとに義務付けられている車検時には、税金や保険料の項目でもご紹介したように自動車重量税と自賠責保険料を合わせて支払う必要があります。

車検では点検にかかる基本料金、検査料、手続きの代行料などに加え、必要があれば修理費がかかります。

そのため年式の古い車では整備箇所が増えて費用がかさむなど、この金額は車検を依頼する業者や車両の状態によって異なります。

自動車重量税の差異があるため、車検時に支払う合計額は、基本的に軽自動車の方が安くなるでしょう。

ガソリン代

ガソリン代の単価は、もちろん普通車でも軽自動車でも変わらないため、その車の燃費やどの程度走行するかによっても大きく異なります。

総務省統計局による2023年度「家計調査」では、ガソリン代の年間平均支出は56,101円という結果が出ています。

頻繁に遠出をしないなど、通勤や買い物に使う程度であれば年間約6万円を目安としておくとよいですね。

メンテナンス代

洗車代や消耗品となるオイル・バッテリーの交換代、またその他必要に応じての修理や部品交換など、メンテナンス代もかかります。

軽自動車は重量が軽いことやサイズの小ささなどから、普通車と比較して部品の交換費用は安い傾向にありますね。

こちらも整備の頻度や故障の有無などで上下しますが、先ほどご紹介した総務省の2023年度家計調査では「自動車整備費」は平均で年間約25,562円という結果が出ていますので、目安としておくと良いでしょう。

車の維持費を抑える方法

軽自動車を選択したとしても、最低限維持費が必要になることは変わりません。

少しでも維持費を抑えたいという方は、以下のポイントを抑えておきましょう。

エコカー減税を利用する

自動車重量税は、CO2などの排出量や燃費において国土交通省が定める基準を満たしたエコカーであれば、令和8年度4月までの新車登録で減税の対象となります。

初回・及び2回目車検時の重量税が電気自動車やプラグインハイブリッド車などのエコカーでは免税、ガソリン車でも対象年ごとの定められた基準値を達成できていれば達成度によって初回車検時に25%~100%の減免税が可能など、大きく減税することができます。

燃費の良い車はガソリン代も抑えることができますので、維持費を抑えたいという方はエコカーの基準を満たすものを選択するのもおすすめです。

任意保険の見直し

任意保険は補償の内容によっても大きく価格が変わるため、定期的にプランを見直し、必要がないと思ったオプションや特約を解約することで保険料を抑えることが可能になります。

金額だけで決めるのではなく、しっかりと補償内容を見極めて無駄なく必要な保険を契約するのが重要ですね。

簡単なメンテナンスは自分でする

業者の手を借りなくてもできる簡単な整備・メンテナンスは自分で行うことで、業者に依頼する費用を節約できるでしょう。

日々のメンテナンスをこまめにしておくことは大きなトラブルを予防することにもつながり、車検時などに複数の部品交換が必要になるなど、まとまった出費を避けるのにも効果的です。

もちろん、知識なく無理な部品交換を行うことで結果的に大きな故障につながるといったこともあり得ますので、あくまで専門的な技術を必要としない範囲にとどめましょう。

維持費を簡単に管理したいならならカーリースがおすすめ

ご紹介したように、車の維持には様々な費用がかかります。

費用を抑えたい方は軽自動車やエコカーを検討するというのは良い方法ですが、2年ごとにかかることになる車検や自動車税・重量税、また都度のメンテナンスなど、維持費は毎月決まった額が必要になるわけではなく、管理しにくいという事実もあります。

車検時などにまとまった額を用意しておくといったことに不安を感じる方には、カーリースという選択肢がおすすめです。

カーリースでは、メンテナンスありのプランを選ぶことで車検時に必要な点検費用や自動車重量税などを月額料金に含むことも可能なため、自分で管理する必要なく月々決まった額を支払うことで車を維持することができます。

ピタクルではオイルなどの消耗品費が含まれるメンテナンスプランもございますので、管理に不安がある方はぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、軽自動車の維持費についてとその維持費を抑える方法をご紹介しました。

軽自動車は普通車と比べると維持費や本体価格が安くなる傾向にあるため、金額を重視する方にとっては価値のある選択肢の一つだと言えますね。

また、維持費を簡単に管理したいという方にはカーリースの利用もおすすめです。

車を初めて持つなどメンテナンスに不慣れな方、また維持費に不安のある方は、メンテナンス付きプランも豊富なピタクルにお任せください。

まずはピタクルまで、お気軽にお問い合わせください。

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