ブレーキランプの適切な選び方と交換方法とは?安全なブレーキシステムを維持しよう
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ブレーキランプは交換する頻度が高いものではないため、ついついメンテナンスを忘れがち。しかし、ブレーキランプが切れている状態で公道を走行することは禁止されていますし、ブレーキランプの不調は大きな事故を引き起こす要因となるため、注意が必要です。
ブレーキランプが切れたままの走行は違反
ブレーキランプが切れた状態で公道を走行することは、道路運送車両法第47条に違反します。「整備不良尾灯等違反」という違反であり、違反点数1点、普通車だと反則金7,000円が発生します。ちなみに、反則金は大型車、普通車、二輪車、原付によって異なります。
車両の種類 | 反則金 | 違反点数 |
---|---|---|
大型車 | 9,000円 | 1点 |
普通車 | 7,000円 | |
二輪車 | 6,000円 | |
原付 | 5,000円 |
※2023年11月時点の情報
ブレーキランプは、保安基準として2カ所点灯しなければならないとされており、片方が切れている状態でも罰則の対象となってしまいます。ブレーキランプが切れている状態だと保安基準を満たせないため、車検にも通りません。
ブレーキランプが切れてしまわないように、交換のタイミングや寿命を把握しておくことが大切です。
ブレーキランプの寿命はどのくらい?
電球の種類や使用する環境によっても異なりますが、白熱球で約1,000~2,000時間、LED電球で50,000時間が目安です。白熱球は寿命が来たときは予兆なく突然切れ、LEDは徐々に光が弱くなっていくのが特徴です。ブレーキランプが切れていないか確認する方法ですが、ブレーキペダルを踏んだ状態でなければ確認できません。
2人で確認する場合は1人がブレーキペダルを踏んで、もう1人がブレーキランプを確認しましょう。1人で確認する場合は、駐車場の壁などに鏡を置いてブレーキペダルを踏み、車内のルームミラーから確認できます。録画の状態にしたスマートフォンを置いて、ブレーキペダルを踏んで確認することも可能です。
ブレーキランプの選び方
ブレーキランプは、ブレーキペダルを踏むと点灯する赤色のランプのことです。後続車に減速したことを知らせる目的があり、エンジンがかかっていなくてもブレーキペダルを踏めば点灯します。以下は、ブレーキランプの選び方です。
- 車種に合ったものを選ぶ
- 電球の種類を選ぶ
- 機能性やデザイン性で選ぶ
上から順番に詳しく説明していきます。
車種に合ったものを選ぶ
ブレーキランプは形状や規格が異なるため、車種に合ったものを選びましょう。カー用品店に行けば適合表が置いてあるので、車種と年式から適合するランプを見つけることができます。また、メーカーの公式HPからも調べることが可能です。
電球の種類を選ぶ
ブレーキランプには白熱球とLEDがあるので、購入時に車両に装着されていたものを選びましょう。
LEDを選ぶ際は、赤色のレンズであれば赤色のLED、オレンジ色のレンズにはオレンジ色のLEDといったように、レンズと同じ色にすることをおすすめします。レンズには同じ色だけを通す効果があるため、同じ色にした方がブレーキランプの光が強く感じられるのです。赤色のレンズに白色のLEDでも点灯しますが、暗く感じたり淡い色合いになったりします。
機能性やデザイン性で選ぶ
ブレーキランプといっても、多種多様な機能やデザインがあります。たとえば、方向指示灯やバックランプが一体化したものや、高輝度タイプなどがあります。目的や好みに合わせて選びましょう。ただし、ネットで購入した場合などは保安基準適合品でない可能性もあるので、購入する前に確認することをおすすめします。
詳しくは、次で詳しく解説していきます。
選ぶ際の注意点
ブレーキランプを選ぶ際の注意点は、以下のとおりです。
- 昼間は100m、夜は300m離れた場所から確認できること
- 15W以上60W以下であること
- テールランプの5倍の光量で点灯すること
これらは、道路運送車両法の保安基準によって定められています。によって定められています。上から順番に、詳細を見ていきましょう。
昼間は100m、夜は300m離れた場所から確認できること
ブレーキランプの灯光の色は赤色、視認距離は昼間に後方100m、夜間に後方300mの距離から点灯が確認できる必要があります。また、その照射光線はほかの交通を妨げないものでなければなりません。
15W以上60W以下であること
光量は15W以上60W以下で、照明部の大きさは20平方センチメートル以上でなければなりません。ランプの損傷、またはレンズ面が著しく汚損しているものも使用できないので、注意が必要です。
テールランプの5倍の光量で点灯すること
ブレーキランプの光量については、テールランプの5倍の光量で点灯する必要があります。
ブレーキランプは、ブレーキペダルを踏んだときに赤色に点灯するランプのことで、後続車に知らせて追突を防ぐ役割があります。一方のテールランプは、ヘッドライトと連動して点灯するランプです。暗い道や悪天候時に点灯させることで後続車に車の存在を知らせ、車の安全を守る役割があります。
ブレーキランプの交換方法
冒頭でもお伝えしたとおり、ランプが切れた状態で公道は走ることができないため、速やかに交換する必要があります。自分でブレーキランプを交換する際の手順は、以下のとおりです。
- ブレーキランプのカバーを止めているネジを外す
- カバーを外す
- 電球を回して外し、新しい電球に付け替える
- ブレーキペダルを踏み、点灯することを確かめる
- カバーを付け、ネジを止める
ブレーキランプ交換に必要な工具は、プラスドライバーです。1から順に、詳しく説明していきます。
1.ブレーキランプのカバーを止めているネジを外す
手回しで、ブレーキランプのカバーを止めているネジを外します。次に、接続されているコネクターを外していきます。外からランプ本体を手前に引きつつ、爪で車体ととまっている箇所から外します。爪は割れやすいので、取扱いには注意してください。
2.カバーを外す
爪部でとまっている箇所をずらしながら、ブレーキランプのカバーを外します。
3.電球を回して外し、新しい電球に付け替える
電球を外す際は、回して装着するのか差し込み式なのか、車種によって異なるため事前に確認しておきましょう。もし、素手でランプを触ってしまった場合は、付着した指からの油分をキレイなタオルで拭き取ってください。
4.ブレーキペダルを踏み、点灯することを確かめる
ランプが取り付いたら、ブレーキペダルを踏んで点灯することを確認します。
5.カバーを付け、ネジを止める
最後に、カバーを付けてネジを止めるだけです。
交換する際の注意点
ブレーキランプを交換する際の注意点です。
- 電球を傷つけないように慎重に行う
- 電球の向きを間違えないようにする
- レンズやソケットを破損しないように気を付ける
自分で交換するのが難しいと判断した場合は、整備工場やディーラーといったプロのスタッフに依頼することで確実に交換できます。
ブレーキランプの交換費用
ブレーキランプの交換費用を、ケース別にご紹介します。
自分で交換する場合
ブレーキランプを自分で交換する場合は、部品代だけで済みます。車種や部品によって値段が異なりますが、相場は白熱球で500~1,000円前後、LED電球で1,000~2,000円程度の費用がかかります。
交換を依頼する場合
ブレーキランプの交換を依頼する場合の費用です。別途ブレーキランプ費用が掛かります。
依頼する場所 | 費用 |
---|---|
カー用品店 | 500円程度 |
整備工場 | 1,000円前後 |
ガソリンスタンド | 500~1,000円 |
ディーラー | 1,000~1,500円 |
ディーラーで交換を依頼する場合は純正部品を使うことから、車種やランプの種類にもよりますが、ほかで交換するよりも高価になる場合があります。
まとめ
ブレーキランプは1人で点検することが難しい箇所になっています。ブレーキランプの交換時期が迫ってきている中で、LEDに変更を検討していたり、交換するタイミングで新しく乗り換えよう、と考えたりする人もいるでしょう。そんな人にはピタクルのカーリースおすすめ。
ピタクルはメンテナンス付きのプランが充実しているので、消耗品の交換の手間なく維持することも可能です。豊富なプランあなたにぴったりのプランを選んでみてください。
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