車を買うのに必要な年収は?購入方法の種類についても紹介

車を買うのに必要な年収は?購入方法の種類についても紹介

公開日:2024.08.28

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車が欲しいと購入を検討している人の中には、

「年収に見合った本体価格はいくらなのか?」

「どのような購入方法が適しているのか?」

「車を持っているとかかる費用は?」

など、疑問や不安も多くあるのではないでしょうか。

自分の生活にあった車種など、車選びも悩むポイントですよね。

本記事ではそんな方に向けて、年収に合った車の価格をはじめとした車を買う際に知っておきたいポイントについて解説していきます。

購入するクルマの価格と年収の関係性とは?

まずは、購入する車の価格についてです。

車は大きな買い物です。欲しい車があるからといって、自分の収入や経済状況に見合わない車を買うことには不安がありますよね。

では、年収に対してどの程度の価格の車であれば無理なく購入できるのでしょうか。

通説として、車を購入する際の適切な価格は年収の半分ほどだと言われることがあります。

これは年収の半分程度、例えば年収500万円の方であれば250万円程度、年収600万円の方であれば300万円程度の車ならば、生活費を考えてもローンや維持費を支払っていけるだろうという概算からささやかれる説になります。

ただし、単純に「年収の半額までの車なら購入してもよい」とは一概には言えませんので注意しましょう。

生活に最低限必要となる費用は、いくら節約しても一定の金額以下に下げることはできません。

年収200万円だから100万円の車なら大丈夫、という考えはしないよう注意しましょう。

年収の半分程度の額というのは、あくまで一般的な目安です。

例え年収が多くても、毎月の支出が多いという人がそうでない人と同じ価格の車を買ってしまえば車の維持が困難になることもあり得ます。

また反対に、例え年収が300万円以下であったり、年収の半額よりも高い車がほしいという場合でも、もともと資産や貯金がある人にとっては問題ないでしょう。

このように具体的な車の選択は、生活スタイルや経済状況にも大きく左右されます。

年収はあくまで目安と考え、維持費や税金などもしっかりと考慮して自分が無理なく車を維持していけるよう慎重に選んでいきましょう。

車の購入方法は?

車の購入方法には、

  • 現金一括
  • ローン(銀行、ディーラー)
  • 残価クレジット

の、主に3つの方法があります。

それぞれ異なる特徴やメリットがあるのはもちろん、デメリットも存在します。

3つの購入方法について、詳しく見ていきましょう。

現金一括購入

まずは、車の本体価格やオプション代金、手続きにかかる諸経費など、すべてを現金で一度に支払うという方法です。

メリットとして大きいのは、金利がかからないという点です。

ローンや残価クレジットを利用すると、当たり前ですが金利がかかってしまいます。一度に払う金額を抑え、月々での支払いで購入できる半面、金利の分は実際の車両価格よりも多く支払うことになります。

現金一括であれば金利は掛からないため、支払いの総額で見れば最もお得な方法だと言えるでしょう。

しかし、現金一括購入ではまとまって大きな額を支払わなければならないという点がデメリットとも言えるでしょう。

大きな一時支出が必要になり、他の投資機会を逃す可能性もあります。

また、手元の現金が減少するため、緊急の支出に備えが難しくなってしまうかもしれません。

病気やケガ、冠婚葬祭など、生活をしていく上で突然大きな支出が必要となることもあり得ない話ではありません。

生活に不安なく現金一括で車を購入するには、資金に相当の余裕が必要になるでしょう。

ローン購入

次に、ローンでの購入です。

ローン購入とは、車の代金を分割払いで返済する方法になります。

銀行や金融機関からの融資を受け、月々一定の金額を支払っていきます。

現金で本体価格の10%〜30%程度の頭金を支払わなければならない場合もありますが、一度に大きな金額を支払わなくてよいというのがメリットですね。

頭金を支払わず全額ローンとできる場合もありますが、ローンを組むには融資してもらう機関からの審査に通らなくてはなりません。

本体価格が年収と比較してあまりにも高い場合や単純に高価すぎる車の場合には全額ローンが通らない場合もありますので注意しましょう。

大きなデメリットとしては、やはり金利の支払いが発生することでしょう。これにより、総支払額が車の実際の価格よりも高くなってしまう可能性があります。

最終的な支払い金額を抑えるためには、金利が重要です。金利は、ローンを組む機関によっても異なります。

ローンを組む機関には、主に「銀行ローン」と「ディーラーローン」の2種類があります。

それぞれの違いや金利相場は以下になります。

銀行ローン ディーラーローン
概要 カーローンを提供している銀行・信用金庫などと契約するローン 車を販売するディーラーが提供しているローン。実際にはディーラーが取引するローン会社が支払う
メリット
  • 他のローンよりも金利が低い
  • 購入直後から購入者に所有権がある(買い替えなどに柔軟に対応できる)
  • 購入時にそのまま契約できるため手続きの手間がかからない
  • ローン審査が通りやすく時間もかからない
デメリット
  • ローン審査が厳しく、通らない可能性もある
  • 契約までに手間と時間がかかる
  • 銀行ローンと比べて金利が高い
  • 完済するまでは所有権がディーラーにある
金利相場 1.5%~3% 5%~7%

金利だけを理由に選ぶのではなく、メリットとデメリットを理解したうえで自分にあったローンを選ぶことを心がけましょう。

長期の返済になればなるほど、支払う総支払い額は増えてしまいます。

ローンを組む際には、収入に見合った無理のない返済計画をたてることが最も重要になります。

残価クレジット

残価クレジットは、ローンの一種です。

「残価」とは残存価値の略で、数年後など一定の期間が終了した後の車の評価額のことを指します。

残価ローンとは中古車の相場などから評価額を設定しておき、購入時に本体価格から設定された残価を差し引いた額をローンの対象としてローンを組む方法です。

例えば200万円の車を購入し、ローン返済期間を3年間とした際に、その車の3年後の残価が50万円と設定されたとします。

この場合、残価ローンでは200万円から50万円を引いた150万円にローンが組まれ、150万円をまず3年間で分割して支払うということになります。

ローン返済期間が終了すると、最後にこの残った残価を一括でまとめて支払うか、再度残価を対象にローンを組みなおすかが選択できます。

このとき最終的に大きな残高を支払うことで、月々の返済額を低く抑えることができるというのが残価クレジットのメリットになります。

しかし、最終的には一括支払いが必要なため、返済期間終了までにその資金調達が必要になります。

また、残価に対しても利息を支払うことになるため、結果的に通常のローンよりも総支払い額が増える可能性があるというのもデメリットと言えるでしょう。

車の購入前に確認すべきポイント

車を所有するためにかかる費用は、購入時の車本体の価格だけではありません。

それ以外にも、前述した金利や車の維持費など、さまざまな出費があります。

購入する際には今後かかる維持費の出費も考慮したうえで、無理なく車を所有できる購入方法を検討する必要があるでしょう。

ここでは本体価格以外にどのような費用が掛かるのか、またどの程度の金額がかかるのかをご紹介します。

金利

まずは、購入方法でもご紹介した金利です。

ローンを組んで車を購入すると、本体価格だけでなく金利も支払わなければなりません。

マイカーローンの金利は銀行、ディーラーによって異なり、比較的低い銀行の場合でも1.5〜3.0%程度かかります。

長期のローンを組むと、月々の返済額は小さくとも、金利が積み重なり結果的に支払総額が膨らんでしまうため、注意が必要です。

見積もりの際には、月々の支払額に加えて支払総額も比較して検討しましょう。

維持費

車を所有すると、維持費や各種料金としてガソリンや高速代はもちろん、駐車場、税金、保険、車検費用などがかかることになります。

この維持費は基本的に高価な車ほど増えていきますが、逆に安い中古車の場合でもメンテナンスに費用が多くかかってしまうということもあります。

車を購入する際には、月々にかかる金額としてローン返済だけでなく、維持費も考慮しておきましょう。

現金一括で購入しても、当然維持費はかかります。

維持費の負担があることに注意して検討しましょう。

維持費がかかることはわかっていても、はじめて車を持つという方にはどの程度かかるのか想像しにくいですよね。

車種ごとに大体どの程度の費用がかかるのか、目安としてご紹介していきます。

軽自動車、コンパクトカー、普通車の3つの車種を例に挙げて、年間でかかるおおよその諸費用を見ていきましょう。

軽自動車 コンパクトカー 普通車
本体価格 100万~200万円 150万~250万円 200万~400万円
自動車税/年 1万800円 3万500円 3万6000円
新車購入時の重量税 (次回支払い購入より3年後、以後2年ごと) 9,900円 3万6,900円 4万9,200円
保険代(自賠責・任意合計)/年 約9万円 約9万5000円 約10万円
駐車場代/年 12万円 12万円 12万円
ガソリン代/年 約8万円 約10万円 約12万円
車検代/初回3年後、以後2年ごと 2万5000円~ 3万円~ 3万5000円~

細かな自動車ごとの重量や駐車場の料金、どの程度の距離を走行するか、また車検を頼む業者などによっても異なってきますが、平均してこのくらいの金額がかかります。

※任意保険は契約内容やご契約者様の年齢条件などによって金額が大幅に変わります。

また、車検時には重量税と自賠責保険額を併せて支払うことになりますので注意しましょう。

そのほかにも、都度点検や修理が必要になることもあります。

まとめ

車の購入方法には、現金一括、ローン、残クレの3つの方法があります。

車は高額な買い物のためローンまたは残クレを選択する人が多いですが、見積りに載っている月々の支払額はあくまで車両本体価格のみの返済額です。

他にも維持費の支出が発生しますが、車検や日々のメンテナンス費、故障時のロードサービス費等、予測しにくい項目も多いでしょう。

また、維持費を考慮して月々の返済額を下げると返済期間が長くなり、金利によって総支払額が大きく膨らんでしまいます。

どんな方法でどの車種を購入するかは、年収と月々の出費を考慮して、自身に合ったものを慎重に選択しましょう。

ローンや残クレの場合、「初期費用としてまとまったお金が必要」、「維持費のためにある程度の金銭的余裕が必要」、「税金の支払いを自身で行う必要がある」などの特徴があります。

これらがデメリットと感じる方にとって、車を「購入」する代わりに「借りる」カーリースの選択肢があります。

カーリースでは、車検や税金、メンテナンス費用などの維持費を含めた定額料金で支払いが可能で、頭金の用意は不要です。ローンや残クレと同じく、契約年数を調整することで月々の支払金額も調整できます。

また「ピタクル」では、もしもの時に中途解約金なしで乗り換えや返却が可能で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。まずは、プランやメリットを確認してみましょう。

まずはピタクルまで、お気軽にお問い合わせください。

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