【EVの充電】知っておきたい基礎知識

【EVの充電】知っておきたい基礎知識

公開日:2022.04.01

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最近耳にする機会が増えた「電気自動車(以下、EV)」。ガソリンを燃料として使用しないため、排気ガスが出ないのが特徴の1つです。街中でも見かける機会も増え、購入を検討している方も増えてきているのではないでしょうか。

EV購入を検討するうえで、忘れてはならないのが“充電”です。

EVは電気を動力にモーターを動かし走行します。ガソリン車の場合はガソリンスタンドで給油するように、EVは充電する必要があります。

そこで今回はEVの充電の種類や方法、充電できる場所等を解説します。

EVを利用しようと思っているけど、充電ってどうしたら良いのだろうと迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

普通充電と急速充電は何が違う?

EV充電には、『普通充電』と『急速充電』の2つの充電方法があります。

国内主要メーカーが販売しているEVには普通充電と急速充電それぞれ専用の充電口がついています。

普通充電は、100Vまたは200Vの低い電圧でゆっくりと時間をかけて充電を行います。例えば200Vの電圧で15A流れる普通充電器の場合、1時間で充電できる量は約3kWhです。「kWh」はバッテリーの容量や電力量を表しています。バッテリー容量が40kWhのEVだと、満充電までにかかる時間は約12時間~13時間です。

満充電をしない場合は、車種や設備により違いはありますが、一般的に100Vだと1時間、200Vだと30分で、走行距離およそ10km相当の充電量になります。急速充電器に比べると充電にかかる時間こそ長いですが、設備導入費用の負担が少なく、自宅の駐車場や宿泊施設など長時間駐車する場所での利用が適しております。

急速充電は、普通充電よりも高い電圧と電流を流すことで、普通充電よりも早く充電することが可能です。一般的には30分~40分で80%ほど充電できると言われております。こまめに充電する場合、5分間で走行距離およそ40km相当の充電ができます。急速充電は普通充電よりも早く充電できるのがメリットの一方で、バッテリーへの負担が大きいのがデメリットです。日本国内にある公共の急速充電器は、ほとんどが1回あたり30分までと利用時間が決められています。

シーンによって選ぶ充電方法

シーンによって選ぶ充電方法

EVの充電方法は普通充電と急速充電の2種類ありますが、EV充電のポイントは「駐車時間を上手に活用する」ことです。

駐車時間を活用する充電シーンとして、次の3パターンが想定されます。

基礎充電

自宅や従業員用駐車場など、クルマの保管場所での充電です。長時間充電が可能なので、一般的には普通充電器が設置されております。

目的地充電

商業施設やアミューズメントパーク、旅行時であればホテルなど、出かけた先での充電です。滞在時間は様々ですが、比較的長いケースが多いので一般的には普通充電器が設置されております。ホテルや施設が、短時間の来客へのサービスの一環として急速充電器を設置している場合もあります。

経由地充電

充電での航続可能距離を超える長距離移動、ルートの変更など移動中に充電が必要なケースです。高速道路のSAやPAあるいは道の駅等に設置されているものを使用するケースです。運転中のバッテリー残量の低下など緊急の場合もあり、短時間での充電が望ましく、急速充電器が設置されているケースが多いです。

EVが注目されている現代は、全国的に充電インフラの整備が進んでいます。公共の場所でEV用の充電器を見かけることも増えました。

充電シーンに応じて、最適な充電方法を選べば、電欠ストレスなく快適にEVを使えます。

自宅に充電設備を設置するなら?

ここまで読まれた方で、すでにEVの購入を検討しており、
「近くに充電スポットがないから充電設備がないと乗れない」
「毎日クルマを使用するから自宅に充電設備が必要」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自宅の駐車場に設置するなら、充電には時間を要しますが、導入コストや維持コスト、住宅等建物への負荷が少ない普通充電器が適しています。

普通充電でも十分満充電可能

毎日クルマを使用する方は、時間を要する普通充電で、無理なく使えるのかな?と不安に感じるかもしれません。

例えば、仕事で毎日100㎞走行するとしましょう。EVの1kWhあたりの航続距離は、走行環境や天候にも左右されますが約6㎞/kWhと言われています。100㎞走行するには100㎞÷6㎞=16.666・・・kWh、約17kWhの電力が必要です。普通充電は通常3kWか6kWで充電します。3kW充電であれば、約7時間、6kW充電であれば、約3時間で翌日走行分の電力が充電できます。時間によりますが、帰宅してから充電開始すれば、3kW充電でも翌朝までには充電が完了し、毎日不便なくクルマを使用することも可能です。

急速充電に比べバッテリーが劣化しにくい

EVに搭載されているバッテリーは熱に弱いと言われております。熱など、様々な要因によって蓄電できる容量が減ってしまうことをバッテリーの「劣化」と言います。

急速充電の場合、一気に電力を供給するので電池は熱くなります。急速充電の頻度が高いと、普通充電に比べてバッテリー劣化の進行が早くなります。なるべく急速充電を行わずに、普通充電でゆっくり充電を行う方が、バッテリーの寿命を考えた場合、負担が少ないと言われています。

急速充電だけではなく、普通充電でも満充電近くで充電を繰り返すと、バッテリーが劣化する原因になりますので、平常時は、なるべくバッテリー残量が半分以下になってから充電するようにしたいですね。

普通充電器の種類

普通充電の方式は、クルマの購入時についてくる充電ケーブルをコンセントと車につなぐ方式(モード1または2)と、充電器に備え付けられているケーブルを車に挿す方式(モード3)があります。

充電モードに応じて、多くの充電設備が市販されています。クルマの用途や充電可能時間、予算に応じ、適切な充電設備の選択が必要です。

①モード1

車載充電ケーブルを使用し、家庭用の100V/200Vコンセントで充電します。
一部ベンチャーや海外製の小型EVで採用されています。

②モード2

過電流や過熱保護、及び漏電検知など安全機能のコントローラーが充電ケーブルに搭載された車載充電ケーブルを使用、家庭用の100V/200Vコンセントに接続し、充電します。

③モード3

普通充電設備側に制御回路などを内蔵したもので、充電器に搭載されている充電ケーブルで充電します。充電コントロール機能が搭載されたモデルもあります。

充電設備を導入する際の注意点として、充電器出力とクルマの充電能力の確認が必要です。例えば、速く充電したいので出力6kWの充電器を導入しても、クルマの車載充電器が出力3kWの場合、3kWでしか充電されません。6kW充電のメリットを活かすことができず、折角高機能な充電器を導入したのに不経済ですよね。クルマの車載充電器の出力はカタログやディーラーで確認できます。

また、モード3の充電器は、一部のEV(特に海外製)の充電ができない場合もあります。

充電設備を導入する際は、ご自身が乗る車の充電ができるかを、事前に確認することが大切です。

コンセント(モード1・2) 普通充電器(モード3)
充電設備本体価格 数千円 十数万円~数十万円
電気設備工事費 数万円~数十万円 数十万円
メリット 充電設備導入費用が抑えられる 出力の高い機種は充電時間短縮可能
充電コントロール等エネマネできる機種あり
デメリット 車載充電ケーブル必須
アクセス容易(盗電・ケーブル盗難)
導入コストが高い
高出力機種は電気契約変更の可能性あり

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